ロコモティブシンドローム(運動器症候群)って?
メタボはもやは知らない人はいないと思いますが、
ロコモは言葉としてまだまだ世の中に浸透していないようです。
でも子供の身体が昔と違って何かがおかしいと感じている人は多いと思います。
ロコモティブシンドローム(以下ロコモで省略)は運動器症候群と言って、
骨、筋肉、関節、靭帯と呼ばれる運動器がうまく機能しない状態のことです。
要するに人間の基本動作である立つ、しゃがむ、座る、歩くなどがままならなくなってしまう…
超高齢化社会に向けて歳だけとってまともに動けなくなく老人が急増することを見越して、
今のうちにロコモ対策をしよう!と国を挙げて訴えているわけですね。
そんな介護予防の対策として打ち出されたロコモですが、
今や年寄りではなく子供にもその陰りが見え隠れしているとのことです。
おそろしやです。
◼︎【NHKクローズアップ現代】
子どもの体に異変あり ~広がる“ロコモティブシンドローム”予備軍~ http://www.nhk.or.jp/gendai/articles/3489/1.html
和式トイレでしゃがめない子供たち〜思い通りに動かせない身体に〜
昔と生活様式や食生活が一変してスマートで手足が長い洋服が
よく似合う子供が増えてきましたが、その一方で動きが
ギコチナイ子供達も増えてきたようなのです。
特にかかとをつけたまましゃがめない子供がかなり多くいるようです。
和式のトイレで用を足せないのですね…
また手首が硬すぎでちょっと転んで地面に手をついただけで骨折してしまう子供も…
小学生で肩こり、腰痛持ちはざらで、高学年の女の子だと生理痛や
尿漏れする子供までいるとは驚きです。
これは動物であるヒトとしての機能がかなり失われていると言える状況だと思います。
要するに日頃から連動した動きをしていない、踏ん張ったり力を込める動作
が日常から少なくなっているのですね。その結果、身体の姿勢や動きを作る
インナーマッスル(深層筋群)がうまく働かない身体になっているということです。
一方で特定のスポーツを過剰にやっている子供達も特定の動きのみを
繰り返すあまり、かえって身体のバランスを崩していたり、
ちゃんとメンテナンスをしないので疲労が蓄積して怪我が多くなったりしているようです。
日常的にあまり動かない、または特定の動きを過剰にしているという
二極化が今の子供達の身体の使い方の特徴かもしれませんね。
子供達の動きだけではなく、心や内臓にも悪影響が及んでいる現実〜起立性調節障害(OD)をご存知ですか?〜
さて、当院では小児の整体もやっているのですが、最近の子供達は心身ともに
ストレスを抱えていて、
代表的なところでは、朝起きれない、頭痛やめまいが午前中に多い、
やる気が出ない、だから学校に行けないといった訴えをする子供達がたくさんいます。
病院に行くと、それらの症状に対して
「起立性調節障害(OD)」と診断されます。
原因が特定されておらず、血圧を上げる薬を処方されることが多いようです。
病院は病院の見方があるように、整体は整体の見方があるのでその観点から言うと、
起立性調節障害(OD)の子供達の特徴としては、
・ストレートネック(頚椎1番にストレスがかかり自律神経に影響する)
・低血糖低血圧(甘いものを日常的にかなり摂取していて血糖値の乱降下が起きる)
・内臓疲労(特に副腎、腸、肝臓、腎臓などに負担がかかりホルモンバランスの乱れや炎症がおきる)
などが見受けられます。
この起立性調節障害(OD)で悩んでいる子供達、親御さんがかなり多くいるようで、
大きな病院だと数ヶ月先まで予約が取れないとのこと。
でも病院でも検査をして薬を処方して経過観察ぐらいしかできていないのが現状のようです。
患者さんが多すぎでドクターもじっくりと向き合って診察できないジレンマがあるみたいです。
それにしても最近の子供達は忙し過ぎる…
最近の子供達は学校だけでなく、毎日塾に行ったり、スポーツを習ったりと大忙し。
放課後に遊ぶことなく、すぐに塾や習い事へ直行するようです。
僕の時代(40年ほど前)とは随分違いますね。
そんな子供達の中には、親からの期待に応えようと頑張りすぎて疲れ切っている子供もいます…
いい子になろうと周りの評価を気にしたり…
そうしたストレスが溜まることで、それを抑えるかのように甘いものを欲したりして
歯止めが効かなくなったりします。
親も毎日頑張っているご褒美だとそれを許してしまっていたり。
これがマズイのです。実は…
毎日やることが多い→心身ともに疲れる→ストレスで甘いものをたくさん食べる
→血糖値の乱降下→めまいや頭痛→内臓が疲弊する→姿勢が崩れる
→ストレートネックなど(自律神経系に問題がでる)→自律性調節障害(OD)へ
そんな流れで起立性調節障害(OD)になるのではと当院では捉えています。
↑当院のトイレに貼っているこの写真の意味、理解できますか?
気づく人は稀です(苦笑)
まずは日常を整えましょう。食べること、動くことを整える。
ロコモや上記の症状(OD)などは、日々の身体のメンテナンスでいかようにも快適な身体へと変わっていけると思っています。
①まずは整体です。身体の状態を整えること。
筋肉、骨格だけでなく、内臓、神経系、脳(頭蓋骨)など身体を機能させる
全てをトータルで施術することで、身体本来持っている生命力を取り戻すことが大事です。
特に内臓と自律神経の働きに影響を与える脳(頭蓋骨)の調整は必須です。
起立性調節障害(OD)の子供達の内臓で、特に副腎と言われるストレスに
対抗するためのホルモン(コルチゾール)を分泌する臓器がかなりのダメージを受けています。
副腎疲労(アドレナルファティーグ)と言われ、朝起きるとだるさ、頭痛、やる気が起きないけど、午後からは元気になってくるという症状がおきやすいです。
周りからその症状を理解されにくく怠け病と片付けられてしまい、苦しんでいる人は多いですね。
また甘いものを摂取し過ぎることで腸内環境も荒れて(炎症)、腸壁から毒素が漏れて
全身に巡って(リーキーガット症候群)、その毒素を処理するために肝臓が疲弊し、
処理しきれないものは皮膚から出そうとしてそれがアトピーに繋がったりと…
身体は良くも悪くも連鎖します。
まずは整体で内臓の機能を高めることが最優先課題になります。
整体で内臓のポジションが整えられると内臓の重みで歪んでいた骨格や筋肉の
バランスもよくなり姿勢が安定します。姿勢が安定することで身体のシステム
が正常に働き出します。
その後に身体のてっぺんにある頭蓋骨の調整をすることで、
脳の働き(脳脊髄液の循環)を良くしていきます。
脳からの指令がスムーズに行き渡り、また身体からのフィードバックが
スムーズに返ってくることで身体が最適化されるのです。
②その次に、動きやすい身体でちゃんと「動く」ことを味わうのです。
さて、身体は整えて終わりではありません。
これまでの動きのプログラムを書き換えなければいけません。
これまでの動きの癖を無くし、ムリ・ムダ・ムラのない動きやすい身体使いを習得するのです。
心と身体は繋がっています。
動きやすくなると動きたくなるのが自然です。
自由に動けたらただ単に楽しいです。それだけです。それが大事です。
子供達の身体は本当は動きたがっているのです。
動きの中で神経系もどんどん発達するし、頭の回転も良くなるし、
表情も豊かになってくるのです。
整えて、ちゃんと動くを教えればいいのです。それでだいじょうぶ。
みきじろうの息子、朝活頑張ってます・笑
手前味噌、いや手前息子ですが、毎朝6歳の息子と30分ぐらいですが朝活をやっています。
何をやるかはその日の朝の気分で息子と話し合いながら決めます。
「これをやれ!」ではなく、「今朝は何をやろうか?」と息子の主体性を優先します。
内容は、自転車(まだ苦手なので)、体幹トレーニング、縄跳び、キャッチボール、
ドッヂボール、ブロック塀でバランストレーニング、整体(贅沢!)などなど
仕事柄、夜帰るのが遅いので朝の時間が息子との大事なコミュニケーションの時間になります。
そこで息子と他愛のない話をしながら、彼に触れ、彼の心や身体の状態を感じています。
子供って、どんなことがあっても見てくれて支えてくれている存在を感じるだけで安心します。
その存在は絶対に親であるべきだと思っています。
先生やコーチではありません。親です。父親です。母親です。
特別なことをしてあげなくてもいいのです。
その瞬間瞬間に子供にちゃんと向き合っている姿勢を見せることです。
僕はそれしかしていません。
それだけを心がけています。
子供は「今」を生きています。
だから子供の「将来」ではなく子供の「今」とちゃんと向き合うのです。
そんな朝練を続けて3ヶ月した頃、始めた頃より確実に色々上達してました。
特別な指導も何もしてません。やり方を見せたぐらいです。一緒に楽しんだだけです。
それがよかったのかもしれませんね。
整体はそっとお腹に手を当てる「てあて」と「ゆらし」だけです。
これがまた気持ち良さそうにするのですよ。すっかり整体を受けるのが上手になりました・笑
身体の動きが変わる!繋がる! 不思議なひもトレ!
苦手なTOBIBAKOの猛特訓
日課の朝練でなわとび
体幹トレーニング実践中
親の不安(特に母親が子を思う心)を子供は確実に身体でキャッチしています。
お子さんの病気や不調に対してネットや本で色々調べて、いろんな所に連れて行く親御さん。
その姿勢が本当に素晴らしいです。かけがえのない我が子のために尽力する親御さんの気持ちにいつも心を打たれます。
「苦しんでる子供に自分は子供に何もしてあげられない。自分は無力だ…」と嘆いたりする親御さんがたくさんいますが、そんなことはありません。
もう十分なことをお子さんにしてあげていますから。
下調べしたり、連れて行ったり、慰めてあげたり、抱きしめてあげたり…
もういっぱいやってますよ。本当に。
それをお子さんが十分感じてるし、ちゃんと受け取っていますよ。
だから親御さんが悩んだり、苦しんだり、不安がっていたら、
かえってお子さんの不調が中々よくならなかったりします。
子供は特に母親の体調と同調したりします。
不思議ですが、そんなものです。
特に十月十日も一緒にお腹で繋がっていた母と子は、切っても切れない絆で結ばれています。
だからお子さんの不調で来院されたとしても、一緒に来たお母さん
(が連れてくることが圧倒的に多い)の身体の調整も同時にすると
お子さんの調子が上がることがよく起きます。
生命の神秘ですね。とても感動する瞬間でもあります。
病院しかできないことがあります。
整体師やトレーナーしかできないことがあります。
親しかできないことがあります。
決して無力なことなどなく、親だからこそできることをやっていきましょう。
食事の見直し、てあて、コミュニケーションの見直しなどなど色々まだまだできますから。
長くなりましたが、何を言いたいかと言うと…
大人と同じで、子供の身体もちゃんと整えて、ちゃんと動けるようにして、
思いっきり自由な発想で遊びまくり、
親も子供とちゃんと一緒にその場と時間で関わり
(どこそこに連れて行く、習い事をさせるとかだけではなく)、
ちゃんと見てあげていると言う安心感を子供に抱かせることができたら、
子供はほどよくのびやかに育って行くのはないのかなぁと言うことです。
複雑な時代の中だからこそ、地味に素朴な家族との触れ合いことが核となり、
生きにくいと言われる現代社会をお互い支え合い思いやりながら
進んでいけたら最高だと思います。
そのためにみきじろう整体がお役に立てることがあります。
ぜひ親子で整体と体幹トレーニングを体感しに来てください。
ここまで書いて最後は宣伝になりますが(苦笑)、
お子様の姿勢の崩れや、不調などで親悩みの親御さんにぜひ親子で
整体と当院一押しの姿勢体幹トレーニングをお試しください。
一緒にやることに意味があります。
もちろん料金は2人分ですが、親子割引を適用します。
(お申し込みの方に詳細をお伝えします)
数年前にある会社から依頼をされて子供の姿勢を良くする体幹トレーニング
の指導をやっていた時に、
側でトレーニングの様子を見ることなく、
ずっとスマホを見ている親に違和感を感じました。
また子供を預けて終わる頃に迎えに来ますと言う100%他人任せな親にも
かなり違和感を感じました。と同時に憤りを感じました。
子供に対してあまりもに無関心な態度だったので。
そんな親子に共通していたのは、かなり仲が悪く(言葉使いが荒い)、
普段から意思の疎通ができていないと感じましたし、
親御さんの態度もあからさまに悪いです。
言葉使い、礼儀、所作全てにおいて雑であり、大人になりきれてないと感じます。
そんな親の背中を見た子供の行く末は見るまでもないと思いました。
一方で、一緒にきゃっきゃと楽しんで体幹トレーニングをしてくれた親子は
ずっと笑顔だし、体験を素直に共有できていて見てるこちらも幸せな気持ちになりました。
そんな楽しいセッションをしたいのです。だから親子で一緒にやるのです。
親子で一緒にできる体幹トレーニングやお子様に毎晩してあげられる「てあて」もお伝えしますよ。
※親子で整体のみでも大丈夫ですよ。不安なことやお悩みはご相談ください。
<お試し整体×体幹バランスチューニングコースは毎月8名限定です>
お試しコースですが、毎月8名様限定で募集させていただきます。
お試しコースの料金は12,000円です(税込)
所要時間はカウンセリング・検査・お試しコース・お見送りまで含めて90分ほどです。
着替えもしくは動きやすい服装でお越しください。
お試しを受けてみて「いいな!これなら続けてみたい」と思った方には
今後の流れや通い方のご提案をさせていただきます。
あなたに合ったプランニングを一緒に作っていきましょう。
※親子で整体のみでも大丈夫ですよ。不安なことやお悩みはご相談ください。