侮るなかれ!ストレッチポールは縁の下の力持ち
数年前、有名タレントがメディアでストレッチポールを絶賛した影響で、
ストレッチポールがバカ売れ状態。在庫切れで数ヶ月待ちとありましたが、
体幹トレーニングを広めたい者としては、ブームはあまり好きではありません。
少々辛口ですが、ブームに乗る人は熱しやすく、冷めやすい傾向にあります。
好奇心旺盛は結構ですが、しっかり吟味することに対しては苦手な気がします。
ストレッチポールは簡単に理解できるほど、ヤワではなく、
バランスボールもしかり。買ったはいいものの、押入れ行きで、
「ストレッチポールなんて……バランスボールなんて……」などと、
しっかりと取り組みもしないで、効果がないと言ってほしくないのです。
インナーマッスルを鍛える体幹トレーニングは、少しやったところで、
その筋力トレーニング効果は、なかなか実感することはできないんですね。
大切なのは、今現在の「自分のカラダの状態を知る」ということ。
身体と対話し、少しずつ良い方向にシフトする作業を繰り返すこと。
体幹トレーニングは、動かしにくいインナーマッスルにアプローチします。
そのため、最初の頃はじれったく感じますし、筋肉痛にもならないので、
実際の効果(ストレッチポールも含めて)を疑いたくなります。
でも、トレーニング後に、普段の動きをすると明らかに動かしやすかったり、
疲れにくくなったり、必ず、以前とは異なる変化を感じることができるはずです。
※この辺は、実際にスポーツなどを行うと、より確かな変化を感じられると思います。
つまり、じっくりと取り組むことが大切!
「快適なカラダは一日にして成らず」です♪
「大変身」という言葉の意味は?
さて、「大変身」という言葉がありますよね。知っていますか?
現状に満足できていない自分を変えたいという思いは誰にでもあり、
そのこと自体は前向きで良いですが、実際には簡単に変われないもの。
これは当たり前で、簡単に変われたらウソです。楽に変われたら怪しいです。
大変身したければ、大変な中に身を置くしかありません。すると大変身できます。
肩こりや腰痛など、不調を改善するには大変なこと、トレーニングに身を置くのです。
あとはプロのサポートのもとに体幹トレーニングを継続して取り組む。これだけ。
エラソーに書いてしまいましたが、これはいつも自分に言い聞かせている言葉。
「大変なことに身を置いているか?逃げていないか?楽な方向に行っていないか?」
このように、いつも自問自答する時は、この大変身の言葉を思い出すようにしています。
心の本当の声に素直に従って、行動できる人間でありたいもんです。
巷のブームに振り回されず、軸を持った人間になれるよう、精進精進。
【動画】基本的なストレッチポールの使い方をご紹介
動画だけではじれったくかったるく見えると思います。説明もないので無理もありません。
実際のセッションでは言葉による誘導で、脱力しながらゆっくりとした動きをしてもらいます。
脱力しながら動くって、力任せに生きてきた人には難易度高いと思いますが、
これまで生きてきた身体の使い方の癖を改めるために、あえてゆっくりと脱力をしながら
脳に再教育をするつもりでやってもらいます。
一通り7つぐらいの動きをやった後の、身体の変化といったら…
この変化が分からなかった人は一人もいません。
正しく使えばストレッチポールは自分の身体のことを知る最強のツールですよ。
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