人生初の料理教室に参加してきました。
日本人として米、出汁、魚の基礎をちゃんと知っておきたくて。
ご飯が炊けて、出汁を使った料理ができて、
魚屋で魚を丸ごと買って家で捌ける男、親父、整体師でありたいと猛烈に思いたったわけでありまして。
ユネスコ無形文化遺産に和食が登録されたこと、
日本人のDNAに染み込んでいる和食のことをきちんと理解しておきたい、
子供に和食の素晴らしさを言葉ではなく親父メシを通して体感させたい、
整体だけでなく和食の持つ「偉大な力」で心身の不調を克服することができることを伝えたい、
そして、最後に重要な動機として妻のサポートまたは妻に何かあったときにきちんとしたメシを作れる男でありたい、
そんな想いでの参加。
想像以上に素晴らしい料理教室でした。度肝を抜かれました。
単にやり方や手順を教えるだけでなく、
料理の哲学、
家庭料理とは何か?、
美味しさの先に夢があるのか?、
自分らしさとは?
そんなことまで、いやそれを伝えることこそを使命としている料理教室だと感じました。
料理の知識でがんじがらめになればなるほど頭が重たくなり動けなくなる。
どんな世界にも共通するように料理にも型がある。
料理の型が身体に馴染むまで徹底的に繰り返し練習することで、
それが技術となる。行動の先にしか技術はついてこない。
そして技術を高めた先に、料理の本質がぼんやりと見えてくる。
本質が見えた先に自分の料理の型を破る時がくる。(型破り)
それが、あなたのオリジナリティとなり、あなたの感性で作った料理となり、
その料理が人を感動させたり、魅了することになる。
そこに辿り着いた時のあなたはきっと今を素直に生きていると思う。
それが自分らしさ。
その人の感性に人はついてくる。だから感性が豊かな料理店は繁盛する。いたってシンプル。
その話を聞いて参加者が全員女性の中にいて半泣きになりそうな自分がいました。
整体の道もまさに同じ。いやどんな道にも通じる話。納得。
料理教室のN先生も紆余曲折を経て辿り着いた領域。
それを伝えるのが使命だと言っておられました。
家庭料理は毎日満点を取るものではなく、
手早く淡々と作れて、60点ぐらいに留めておく。
たまに80点、おもてなしの時に100点出すからみんなに喜ばれる。
いつも満点を目指してたまに90点出して文句言われたらやってられない。
料理が嫌いになったら意味がない。
料理で伝わるものは愛情。
添加物が入っていようが、水道水で炊いたご飯だろうが、
その人を思って作ってくれたものが記憶の味になる。
身体に良い悪いは関係なく、そこには紛れもなく注がれた愛情が含まれている。
今でも市販の出汁パックで作る母の料理は美味いと思うと料理教室のN先生の言葉。
「だってそれが僕のお袋の味やからね」その愛情を子供の頃にしっかり感じ取れたから僕は料理人になったと。
なんのために料理を作るのか?
料理を整体に置き換えて、
なんのために整体をするのか?
初めての料理教室で思いがけない収穫がありました。
今年一番の最上級の出会いでしたというお話。
【動画】早速出汁を作ってみました。
詳しい内容は動画の中では割愛しておりますが、雰囲気だけお感じしただければ幸いです。
一番出汁とか二番出汁とは細かいことはせず、「料理出汁」と呼ばれる直球の出汁でお吸い物から煮物まで全てを網羅できる優れもののお出汁です。
この出汁で作る味噌汁とめんつゆには我ながら天才かと思うほど。
そのめんつゆで作った煮卵もこれまた天才かと思うほど。
料理が好きになれそうです。
【学んだ全てがこの中にあります!米を研ぎ米を炊き、出汁を取り、味噌汁を作り、鯵を捌いた】
【出汁からめんつゆを作り、煮卵丼へ】
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